辣腕人生

エッセイ、旅記、書評メインを書きます

地元があるということ

 

 

「お前来年地元に帰ってくるん?」

 

 

 なんでこんなことを聞くかっていうと、僕と同い年の大学生は来年の春で卒業だからです。

 

この質問をするとみんな口を揃えて「松山あたりにだったら愛媛に帰ってきてもいいかな」

 

そういいます。

 

生まれてこのかた地元を離れていない僕は、やっぱりそう聞きたくなってしまいます。

 

 僕は高校を卒業してすぐに就職したから地元の大切さなんてまだこれぽっちも気づけていません。

 

でも地元っていうのは心の拠り所だし何しろその人の原点、いや頂点にでもなるんではないかなと思います。

 

この町は人口3万人弱で都会からみたら辺鄙な町かもしれない。

 

それだけど私はあの瀬戸内の海が煌びやかで、山はそこらの空気を食べたくなるくらい澄み渡ってて、山紫水明揃ってる。

 

大きな会社はないかもしれない、給料も少ないかもしれない、

 

だけど僕たちの親はそこで生活している、生きている。

 

地元に就職しろなんて言わない、僕みたいに地元に残っている人、

 

何しろ家族のためにお盆と正月休みくらいはかえってあげてください。