辣腕人生

エッセイ、旅記、書評メインを書きます

2日酔いには気をつけよう

酔った勢いで煙草をふかした。

 

その煙の向こう側で何が視えたというわけではない。

 

先見の明が視えたというわけでもない。

 

でもふわふわしている全能感が溢れていた。

 

ただ煙を吸って吐く、そのことの繰り返しで好きな人が変わったりなんてことはないはずだ。

 

煙がキツイ。

 

この煙が僕に向かっている。それが攻撃的になってくるのが分かる。

 

煙が熱い。

 

もう寝ようか、そう思う僕でもあった。

 

手を伸ばしたらそれに届きそうで、でも届かなかった。