辣腕人生

エッセイ、旅記、書評メインを書きます

読み物

梅雨の晴れ間

今年は例年に比べて梅雨入りが遅かったようで、7月の今でも絶賛梅雨なわけだ。 今日は暑い日差しと共に蝉の鳴き声を聞きながら起床した。 夏本番がやって来たのかななんて思ってたら、 昨日のニュースで梅雨明けは23日ごろになるでしょうと言うフレーズを思…

小さな小さな小噺

昨日、名古屋の商店街を歩いてるところ 占い と書かれた怪しい看板に目が入った。 少しばかし興味が沸いた僕は一緒にいた友人と行くことにした。 場所というのが小汚いアパートであり、ますます怪しさがあったが興味が勝ってしまった。 これもまた年季の入っ…

夏の匂い

昨日の晩は友人たちと酒を飲み交わし、自分の体にほんのりと2日酔いを感じて目を覚ました。 馬鹿みたいに酒を飲んでる時はいいんだけど、帰宅するとタバコ臭さが頭にこびり付くのが嫌でたまらない。 そう思いながら今は原付バイクに乗って街を徘徊している途…

そしてまた明日が来る

この夜を眠るとまた、次の朝が来る。 これは、至極真っ当な事だけどとても辛い事なんだ。 また労働をしなくちゃいけない、あくせく働いたり、学校に行かなくちゃならない。 いつもいつも毎日を辛んでいる。 こうやって人生を悲観する時もあるけどさ、 絶対に…

点灯する電灯

夜もかなり更けたころ、寝れないで取り留めなく目の前の暗闇を見ていると 外の何かが反射してそれが天井に映し出されていた。 まるで腕時計が反射してピカピカってしているみたいに。 何かと思って窓の外を見てみると電灯の光が消えたりついたりしていた。 …

世界禁煙デーに意味はあるのか

毎年5月31日は世界禁煙デーという日をテレビのニュースで目にしました。 ついでに5月31日から6月6日までは禁煙週間となっているみたいですね。 日本のたばこの歴史は戦国時代、鉄砲が伝来すると同時に流れてきたともいわれているようです。 それくらい前から…

水道が止まる日

我が家は半年に1度家の水道が止まる。 理由は簡単なんだけど、母が水道課に入金を忘れているってだけで単なるおっちょこちょいってこと。 もちろんその日はトイレも水も出ないし、お風呂の水も出ないわけ。 その日に限って家族みんなで温泉に行くことになっ…

午後の昼下がりに

とある喫茶店にきた。 ホットサンドセットを注文した。 僕は卵のぶよぶよが嫌いだ、ぶよぶよっていう言葉も嫌いだし、食感も好きではないからだ。 店内は常連の客がいて静かではないけれど、本を読むことにした。 村上春樹の納屋を焼く。 彼の短編集が好き(…

小雨が降り続く中

「久しぶりだね」 両者そう言った。 彼女と再会するのは実に1年ぶりのことだった。 あの頃より明らかに伸びた後ろ髪、背はかわってないが何か成長したようにも見えた。 それはまるで、思春期特有の反抗が終わった闊達さと聡明を持った淑女のようにも見える。…

2日酔いには気をつけよう

酔った勢いで煙草をふかした。 その煙の向こう側で何が視えたというわけではない。 先見の明が視えたというわけでもない。 でもふわふわしている全能感が溢れていた。 ただ煙を吸って吐く、そのことの繰り返しで好きな人が変わったりなんてことはないはずだ…

バイクの振動によって生まれるその熱量

「ブルンドゥルゥン」 250ccのバイクを購入してもう一年半ほど経過していた。 車体がとても小さくてタイヤも細い、でもそれらがとても気に入っている、 それを見ているとなんだか自分の体を見ている見たいだなあと思う時があることに気がついた。 さて、今日…