辣腕人生

エッセイ、旅記、書評メインを書きます

水道が止まる日

我が家は半年に1度家の水道が止まる。

 

理由は簡単なんだけど、母が水道課に入金を忘れているってだけで単なるおっちょこちょいってこと。

 

もちろんその日はトイレも水も出ないし、お風呂の水も出ないわけ。

 

その日に限って家族みんなで温泉に行くことになってる。

 

ご飯が終わったら、暗黙の了解みたくみんな行く準備を始める。

 

我が家には少しばかし解決しなければいけないことがある。

 

僕の就職のことや、弟の就職のこと。大きくいってこの2つ。

 

温泉に入って、体を洗い湯船に浸かってみるとなんだかそういうのが具現化してきてすぐさまサウナに入った。

 

 でもこうしてぼーっとして熱い部屋で1人考えるのもありかなともいいと思った。

 

 岐路に着くころ、母がこうするのはなんだかごく自然にありがちにわざと水道を止めるように仕向けたのはないだろうかと一瞬だけそう思った。

 

が多分それはないだろうと思い返した。