辣腕人生

エッセイ、旅記、書評メインを書きます

瀬戸芸2019年に行きました(直島編)

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無事香川から帰ってき、 やっと落ち着いてしっかりとした文章が書けそうです。(笑)

香川に滞在したのはわずか2日間でしたが、かなり濃い旅ができたので3編くらいにわけちゃいます。

まずは 5月24日、25日に瀬戸芸に行ってきました。

瀬戸芸とは

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正式名称は瀬戸内国際芸術祭

12の島と2つの港を拠点とした現代アートの集大成であり、2010年から3年に1度開催されているそうです。今回で4回目の開催みたいですね。

会期が春、夏、秋の3シーズンに分かれており、会期によって開催されていない島もあるので注意が必要です。

 

 

高松港

 まず、朝9時半に高松港に着きました。

 それから10時14分の直島(宮浦)行きの切符を無事に買い終えまして、

 船のあるほうを進むと、かなりの行列が... 

それもそのはず最大500人収容らしくとても大きなフェリーでしたので。

 あと外国人の方が結構いて驚きました。(アジア系の方が7割、欧米の方が3割くらいかな?)

 

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 フェリーでの1枚です。屋上は暴風ふいてましたけど、この日かなり暑かったんで気持ちよかったです。

 

 

直島での思い出

赤かぼちゃ

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 島に入ってすぐ派手なお出迎えをしてくれたのはこの作品。

おなじみ草間彌生赤かぼちゃ。 

この作品には随時人がわんさかいるので人がいなくなるフェリーがこなくなる時間帯にいったほうが上手く写真が撮れると思います。

 

 直島パヴィリオン

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この作品は直島パヴィリオンという作品です。

写真のように中に人が入れちゃいます。

昼と夜とで景観が違うみたいなので、訪れた方は夜の綺麗なパヴィリオンを見てみてください。

 
直島銭湯「i♡ 湯」

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この銭湯実は入浴可能なんです。びっくりですよね。

実際僕が言ったときに、お風呂掃除してるニイちゃんと目が合って会釈しました。(笑)

 
家プロジェクト 

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7つの家を改装して作品を作っている家プロジェクト。

南方という作品に入場予約がしてあったのでその作品は見れず...

この写真は「はいしゃ」の外壁の一部で某漫画の主人公のマスクに見えるので撮影しました。

 
メイズランナー!?

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メイズランナー?いいえ違います。ここは美術館の一部分です。

リ・ウファン美術館というところで石に関する作品が主になっています。

一部写真撮影可能でした。

 

隠れアートスポット

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直島には隠れアートスポットがあるようです。

こんな具合でぱっと出てきます。ほかにもいくつかあるのでぜひ探してみてください。

 


島内はめっちゃ広い。カフェやゲストハウスも多い

結論から申しますと徒歩はかなりしんどいです。

ほぼ歩きで臨んで2万5千歩くらい多分13キロは歩きました。

今から計画を企てる方は自転車かバス移動を推します。 

 

島内はカフェも多くてゲストハウスも結構ありました。

なので衣食住の心配はないと思います。 

 

 

おわりに

これで直島編終了です。もうちょっと写真撮れるとこあるかなと思ってましたが、

屋内の展示は難しかったですね、でも貴重なアートなので直接目で見れてよかったと思ってます。

 

明日は 高松どきどき夜の街編 とします。

 

 

 

無事帰宅致した

 

往復400キロの旅を無事に終えました。

 

初のバイク旅で、初な1人旅。

 

家に帰るとなんだか夏の匂いと音がして季節を感じました。

 

ブログをしっかりと更新しようとは思うんですが、頭と目ん玉が追いつきませんでした。

 

「こんな中身のない文章で毎日更新の意味あるのかな」と甚だ疑問に思いますがそれは置いときます。

 

明日から感想やら考察やら綴っていこうと思いまーす。

 

香川県に来ています

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タイトル通り香川県に来ております。

 

高松港からフェリーに乗って、直島まで行っております。

 

目当ては瀬戸内国際芸術祭。

 

取り敢えず観られるとこはちゃんと観れたかなぁ

 

今現在での歩数は2万2千歩、足の指がなくなりそうです。

 

これから少しして高松に戻り、ゲストハウスに泊まります。

 

今日は疲弊しきっているのでブログはこれくらいにして夜からまた楽しみます。

「書評」乳と卵を読んで

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第138回芥川賞受賞作品となります。乳と卵。

川上未映子さんの作品はあこがれを以前に読みました。

その作品とは全く違った内容ですが、いい意味で彼女らしさが出ていた作品だったのではないでしょうか。

 

それでは書評を。

 

 

あらすじ

 登場人物は主人公の私。その姉の巻子。巻子の娘、緑子。で話は展開。

 

 大阪に住む親子2人は私の住む東京に3日間滞在したいと上京してきます。

 

巻子は何のためか豊胸手術を受けることに強く拘りがある。

 

一方の緑子は反抗期真っただ中で言葉を発さず、筆談で会話をおり、

性に対して嫌悪感を抱いている。

 

この3日間で親子は何を解決し、心の邂逅は訪れるのか。

 

 

 

感想

こてこての大阪弁が頭にガツンとくる 

 読んで2ページ目からがっつりの関西弁が現れてきます。

それがまた心情とか生々しさを表している文が多いんです。

もしかしたらこの流れるような文章は読みにくいと感じる方はいるかもしれません。 

 でもそれがこの小説の強みではないでしょうか。

 

緑子の性との葛藤

 物語の随所に登場してくる緑子の手記が興味深いです。

この手記を読んでるとタイトルの意味がわかってくると思います。

女性になることの悩み、体の性徴。生々しく伝わりやすかったです。

 

親子の卵のぶつけ合い

終盤になって漸く緑子が「お母さん」と声を発します。

そこで母の巻子と緑子が生卵のぶつけ合いを始めるんです。

どうして豊胸をしたいのか、自分の性のこととか、無性に腹が立っているというのが窺えます。

声を出せないんじゃなくて出さなかった、大好きなお母さんと喧嘩してしまうから。

そんな緑子のやさしい一面も理解できました。

 

最後に

本当はもっと内容が深いんですがこれ以上書くと長すぎるのでこの辺にしておきます。

この小説は少し癖がありもしかしたら読みづらいと思う人もいるかもしれません。

でも最後まで読んでもらいたい、そんな中身のつまった作品です。

 

セルフレジはデメリットのほうが多いでしょ

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数年前からセルフレジという言葉を頻繁に耳にするようになりましたよね。

 

当初は「セルフレジ?そんなの都会だけだろ」とか思っていましたが、着々と地方まで進出してきているようです。

 

実際今日も(某)ユニクロさんへ行ったところセルフレジが導入されていました。

 

確か先月までは既存のレジしかなかったのに。

 

近い未来にはレジのほとんどはセルフになって、既存のレジは少なくなってくることでしょう。

 

そこで僕が懸念することはそこでの会話がなくなってしまうこと、なんです。

 

 

その短い店員さんとの会話で両者の緊張がほぐれたり、何か声掛けをしてもらって元気がでる。

 

そんな小さなことってとっても大事だと思います。

 

 実際今日僕はセルフレジを使って会計をしました。一人でそうやって会計をするのは気楽です。焦らなくてもいいし、ゆっくりとできる。

 

でもそこからお店を出た時に、違和感がありました。

 

「あれ、もしかして俺お店で言葉を一言も何も喋ってないな。」と

 

胸をちくりとさされたような気持ちになりました。

 

ルフレジはかなり便利だとは思います。

 

ですが、そうやって人と人との会話がそぎ落とされていく。それは違うんじゃないかと。

 

もちろんそこでの人件費もかかるでしょう。店員さんは足もしんどいでしょう。

 

でもそれは仕事として受け入れてもらいたいところです。

 

とりあえず僕がいえるのは 既存のレジ万歳。ということなんです。

 

 

 

 

 

マクドナルドの注文ミスが続いた件

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今日は久しぶりにジャンクフードを食べたくなって、マックに行って昼食でも取ろう。

 

そう思い、注文して店内で友人と食事をすることとなりました。

 

 先に気づいたのは僕でした。

 

「あれ、飲み物が違う。まあこういう時もあるし」

 

とすぐ交換してもらいました。

 

席に着き、ハンバーガーにかぶりつこうとした時でした。

 

店員さんが慌てた様相でこちらにきました。何事かと思うと。

 

「お客様申し訳ございません。こちら全てお客様とは別の商品でした」と

 

僕は文字通り口を開けて唖然としてしまいました。

 

そのぽかーんとしているときに僕らの正規の商品がやってきました。

 

友人はその時点でハンバーガーを半分ほど食らっており、彼もまた唖然としています。

 

彼に気づかなかったと問うと

 

「ゲームをしていて気づかなかった」と供述。

 

後で調べてみたところマックの基本方針に「作業は〇〇秒以内に完了」しなさいという理念があるみたいですね。

 

消費者側、従業員側、理想としてはそれが良いかもしれません。

 

しかし、ミスをしてしまったらそれは本末転倒だと僕は考えます。

 

もちろん僕たちにも非はあるかもしれませんが、小さなミスが積もって大きなミスは必ず生まれます。

 

風化してはならないあの異物混入、昨今の社会現象にもなっているバイトテロ。

 

少しでもミスがなくなってほしいな。そう素直に思った今日の出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小雨が降り続く中

「久しぶりだね」

 

両者そう言った。

 

彼女と再会するのは実に1年ぶりのことだった。

 

あの頃より明らかに伸びた後ろ髪、背はかわってないが何か成長したようにも見えた。

 

それはまるで、思春期特有の反抗が終わった闊達さと聡明を持った淑女のようにも見える。

 

何を話していいのか言葉が喉に詰まる。咳をしてみても多分このわだかまりはいっこうに消えないだろう。

 

取り敢えず喫茶にでも入ろうそう思ったとき、こつこつと頭上から落ちてくるものがあった。

 

「雨だ」

 

またそこで二人の声が空気中に孕んだ。

 

その孕んだ声は空気中で分解され二人の前から姿を消す。そしてまた新しい空気が僕らの前に現れる。

 

「雨ってどこに流れ着くんだろうね」僕らはそういう話をしたことがあった。

 

「地に落ちて、それから雨が浄水されて飲み水になってそれが私たちの涙になってそれの繰り返しじゃない」彼女はそう言ってた。

 

その時は全くといっていいほど理解しがたい小気味の悪い内容だったが、今ようやく理解できたような気がした。

 

喫茶に入り少しばかしお互いに最近の境遇を話していたのだが、そこでの会話もなんとなく続かないので別々の岐路に帰るようになった。

 

先に店を出ると、雨はやんでいてあの独特な匂いだけが空気中に浮かんでいた。